次世代IX研究会 設立趣意書 (第1.0版) 近年、ブロードバンドコンテンツの出現や高速なアクセスライン技術の進歩 により、インターネットのトラフィック構造は大きく変化しようとしている。 コンテンツプロバイダは映像、音声、ゲームなどに代表されるより充実した アプリケーションを提供するため、高速・広帯域な通信環境でのコンテンツ 提供を進めている。また、全国的なCATV、DSL、FTTH(Fiber To The Home)の 普及により、エンドユーザへの高速なアクセスラインの提供も進んでいる。 さらにバックボーンプロバイダにおいても、その総トラフィック量は増加の 一途をたどっている。 これらのプロバイダ間のトラフィック交換を実現する技術のひとつとして、 IX(Internet eXchange)を構築・運用することが増えてきているが、既存の IX技術では特定データリンクメディアに依存することに起因して、通信速度 の制限や運用上の問題が指摘されている。また、スケーラビリティ上の問題 から広域分散へ展開することは困難とされており、東京一極集中の構造から 脱却できないことも大きな問題である。 ブロードバンドインフラの時代、あるいは次世代のインターネットにおいて、 より高速・広帯域のアプリケーションが全国的に利用されることを推進する ためには、コンテンツ提供者、アクセスプロバイダ、あるいはバックボーン プロバイダ間での、より円滑、効率的なトラフィック交換モデルを広域分散 環境で実現することは急務である。 以上の背景により、IXの視点から次世代のトラフィック交換モデルの実現と 普及促進をはかることを目標として「次世代IX研究会」を設置し、インター ネットのさらなる発展に寄与するものとする。 名称: 次世代IX研究会 研究会設置期間: 平成13年8月〜平成14年3月末日 (Phase-I) 活動内容: (1) 次世代IXに必要な技術開発と検証 (2) 次世代IXの実証実験と普及促進活動 発起人: 江崎 浩 (東京大学 助教授) 中川 郁夫 (インテック) 永見 健一 (東芝) 菊池 豊 (高知工科大学 助教授)